近年では、家族葬を選ばれる方が増えている一方で、そのマナーについて不安がある方も多くいらっしゃいます。
そこで、家族葬のマナーの1つとして、ここでは弔問をお断りする際の伝え方などについて、分かりやすく解説していきます。

家族葬について

家族葬では、大人数の参列者で行う一般葬とは異なり、少人数で葬儀が行われます。
家族や、故人と生前特に親しくしていた友人や知人のみで葬儀を執り行い、故人とのお別れの時間をゆっくりと過ごすことができます。
遺族としては、あらかじめ参列者を決めることができ、限られた人だけが参列する家族葬は、負担が少なく済むというメリットがあります。

一方で、葬儀に参列できなかった人のなかには、参列できない代わりに弔問に訪れたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合であっても、遺族としては弔問を辞退することはもちろん可能です。
弔問をお断りすること自体は、何らマナー違反ではありませんし、家族葬において弔問を辞退することは珍しくないといえます。
しかし、弔問辞退の伝え方には慎重になる必要があります。

家族葬の弔問を断る際の適切な伝え方とマナーについて

家族葬の弔問を辞退する場合には、その伝え方に十分配慮しましょう。
弔問に訪れたいと思っている相手に対して、その気持ちを汲み取り、決して相手の気持ちを踏みにじるようなことがあってはなりません。
しかし、相手を傷つけまいと曖昧な断り方をすると、かえって相手に気を遣わせてしまうことがあります。
そのため、相手の気持ちに配慮しつつ、弔問を辞退する旨は明確に伝える必要があります。
「せっかくのご厚意ではありますが、本人の意向により弔問は辞退させていただきます」
「ご厚意につきましては、故人の希望によりご遠慮させていただきます」
といった表現であれば、相手の気持ちを尊重し感謝したうえで、断ることができるでしょう。

また、弔問を辞退する旨のマナーとして、できる限り事前に連絡をすることが大切です。
そして、予期せぬ伝わり方をしたり、連絡が届かなかったりすることのないよう、お断りの連絡は電話でその人と直接やりとりをするのが望ましいといえます。

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