大切なひととの別れが突然訪れた際、訃報をどのように伝えるか、誰にとっても慣れないことです。
だからこそ、落ち着いて対応できるよう、事前に知識として備えておくことが大切です。
今回は訃報を連絡する方法や伝えるべき内容、そして伝える際のマナーについて解説します。
訃報を伝えるときの基本的な流れ
訃報の連絡は、時間との戦いになることが多く、誰にどのように伝えるか、優先順位と連絡手段を整理しておくことが大切です。
まずは、訃報を伝える基本的な流れと連絡手段を紹介します。
訃報の第一報は家族や親族、葬儀社から順に伝える
訃報の第一報は家族や親族、葬儀社から順に伝えることが基本です。
訃報連絡の一般的な範囲や優先順位は次のとおりです。
1. 故人の家族(配偶者、子どもなど)
2. 葬儀に関係する寺院や葬儀社
3. 近い親族(3親等以内が目安)
4. 故人や喪主の勤務先
5. 生前に親しくしていた友人、知人
6. グループ関係者
7. 地域や町内会の関係者
訃報は、慌てて全員に連絡しようとせず、要点を押さえて落ち着いて対応することが大切です。
連絡手段の基本は電話、補助としてメールやLINEも活用
訃報の第一報は、できる限り電話で直接伝えるのが望ましいとされています。
ただし、連絡範囲が広がる場合には、メールやLINEなどのツール(文章)を活用するのも有効です。
連絡手段は次のように使い分けても良いでしょう。
電話で伝える相手:家族や葬儀社、菩提寺、親族、故人の勤務先、親しい友人や知人
文章で伝える相手:会社の同僚、グループ関係者、町内会など
なお、文章で連絡する場合も、必ず丁寧な表現を心がけ、必要であれば「お電話でもご説明いたします」と一文を添えると安心です。
訃報を伝える際の内容と連絡時のマナー
突然の訃報を伝える場面では、できる限り混乱を避け、正確で簡潔に事実を伝える必要があります。
訃報に含めるべき内容と連絡時のマナーについては次のとおりです。
訃報に含めるべき内容
訃報の第一報では、以下の情報を押さえると、スムーズに相手に伝わります。
- 故人の名前と連絡者との続柄
- 亡くなった日時、原因(可能であれば)
- 通夜、葬儀の日程と会場(未定であればその旨)
- 喪主の名前や続柄、連絡先
- 葬儀の形態(一般葬、家族葬など)
- 宗教、宗派(必要な場合のみ)
まずは亡くなった事実と通夜、葬儀の日程、葬儀の形態を伝えておくことが大切です。
また家族葬の場合は、香典や供花を辞退するなどの配慮も必要です。
訃報連絡時の3つのマナー
訃報の連絡は、悲しみや混乱の中でも冷静で誠実に行うことが必要です。
訃報連絡で気をつけたい3つのマナーは次のとおりです。
- 冗談や軽い言葉は控える
- 早朝や深夜の時間帯はなるべく避ける
- あいまいな情報を伝えない
訃報連絡のマナーは、状況に配慮した言葉選び、タイミング、正確さがポイントです。
まとめ
訃報の一報を伝える側は、正確さや誠実さ、気遣いが何よりも求められます。
しかし、事前に連絡方法や伝える内容を知っておけば、突然の出来事でも落ち着いて対応できます。
大切なひとを見送る準備に追われる中でも、相手に失礼のない丁寧な対応を行うことが大切です。
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