葬儀の打ち合わせを進める中で、湯灌という言葉を耳にすることがありますが、近年普及しているエンバーミングとの違いがよく分からないという声も聞かれます。
本記事では、湯灌の持つ意味や役割、エンバーミングとの具体的な違いについて解説します。
湯灌とは
湯灌とは、納棺の前に故人の身体をお湯で洗い清める儀式のことです。
現世での汚れや苦しみを洗い流し、清らかな状態で来世へ送り出すという意味が込められています。
古くは親族が集まって行っていましたが、現在は専門のスタッフや湯灌師が専用の浴槽を用いて行う形式が一般的です。
身体を洗った後には、死装束への着替えや死化粧を行い、安らかな表情で旅立てるよう身支度を整えます。
エンバーミングとの違い
エンバーミングは、日本語では遺体防腐処理や遺体衛生保全と呼ばれる技術です。
湯灌が身体を表面から洗い清める儀式的な行為であるのに対し、エンバーミングはご遺体の保存や修復を主な目的とする科学的な処置である点が大きく異なります。
具体的には、体内の血液を防腐剤と入れ替えることで腐敗の進行を遅らせ、殺菌消毒を行います。
この処置により、ドライアイスに頼らずに安置期間を延ばすことができます。
また、生前の元気だった頃の顔色や表情に近づけるための処置も行われます。
実施には専門的な設備と、遺体衛生保全士と呼ばれる資格を持つ技術者が必要です。
そのため、専門施設へ搬送して行われるのが一般的です。
湯灌やエンバーミングが選ばれる場面
湯灌とエンバーミングのどちらを選ぶべきかは、安置期間や遺体の状態によって判断されます。
一般的な葬儀日程で、死後数日以内に火葬が行われる場合は、湯灌が選ばれることが多いです。
故人を綺麗にしてあげたい、最後のお風呂に入れてあげたいという遺族の想いに寄り添う儀式として行われます。
一方、火葬場の混雑や遠方からの親族待ちなどで安置期間が1週間以上に及ぶ場合には、エンバーミングが推奨されます。
また、事故や闘病生活により遺体の損傷や痩身が激しい場合にも、生前の姿に近づけるためにエンバーミングが選ばれることがあります。
費用面や宗教的な考え方も影響するため、状況に合わせて検討する必要があります。
まとめ
湯灌は故人の身体と魂を清めて送り出すための伝統的な儀式であり、エンバーミングは遺体の保存と修復を目的とした技術です。
どちらも故人を尊厳ある姿で見送るための方法ですが、その役割は異なります。
通常の葬儀では湯灌を行い、長期間の安置が必要な場合にはエンバーミングを検討するなど、状況に応じた選択が大切です。
どちらにすべきか迷う場合は、葬儀社の担当者にお気軽にご相談ください。
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