葬儀には様々な形式がありますが、近年においては、高齢化や新型コロナウイルスの蔓延といった理由により、家族葬の需要が高まっています。
しかし、まだ家族葬における様々なマナーについては知られていないことも多いと思います。
ここでは、家族葬における供花のマナーについて、解説していきます。
供花について
葬儀会場には供花や花輪、献花などのたくさんのお花が飾られます。
そのなかでも供花は、故人に対する弔意や供養のために贈るものとされています。
供花は、生前の故人と関わりのあった人であれば、誰でも贈ることができます。
例えば、遺族や親族、友人・知人、同僚といった人たちが挙げられますし、会社や団体として供花を出すこともできます。
供花は、1基、2基という数え方をします。
通常、供花を出す場合には、1基もしくは対になる2基のいずれかになります。
家族葬で親族が供花を贈る場合のマナー
一般的な葬儀においては、親族で供花を贈る場面は多く見受けられます。
例えば、「親族一同」などと共同で供花を出したり、広い葬儀会場の場合には、個人名や連名で、たくさんの供花を贈ったりします。
一方、家族葬において供花を出す場合には、一般葬とは異なるマナーに注意する必要があります。
そもそも家族葬において親族が供花を贈ってもよいかということは、遺族の意向によって左右されます。
なぜなら、家族葬はあえて参列者を限定して行うなど、比較的小規模のお葬式であり、そこには、経済的な面での負担を小さく済ませたいという遺族の意向がある場合も多いためです。
また、会場の都合上、供花を置くスペースがないという物理的な理由から、供花を辞退していることもありますので、必ず事前に確認するのがマナーです。
さらに、自分のもとに参列の案内が来ていないにもかかわらず供花を贈ることも、マナー違反になります。
参列者を限定しているにもかかわらず、供花を贈ってしまっては、結局遺族に負担をかけることになってしまうからです。
供花を贈ることになった場合には、置くスペースを考えて、大きすぎない程度のものにしたり、贈るタイミングや故人の宗教に合った花の種類に留意したりと、気をつけるべきマナーがたくさんあります。
心配な場合には、葬儀社と相談しながら決めるのがよいでしょう。
家族葬において供花を贈る場合の注意点
ここからは、家族葬において供花を出す場合の注意点についていくつか紹介していきます。
まずは、供花を贈ってもよいか等、供花について疑問がある場合には、葬儀社に連絡すべきであるという点です。
喪主への連絡を控える理由としては、喪主があらかじめ供花を辞退している可能性があること、故人を失った哀しみのなかで葬儀の準備を行っている喪主に配慮すべきことが挙げられます。
また、葬儀社が決まった生花店などから供花を統一して揃えている場合には、他店からの供花の持ち込みができないこともあります。
葬儀社は喪主との間で供花について確認しているはずですので、上記の理由から、疑問点は葬儀社に連絡して確認するようにしましょう。
葬儀・お葬式は美園セレモニーにお問い合わせください
美園セレモニーでは、お葬式に関するご相談を幅広く承っております。
近年家族葬が増えている一方で、マナーについてご不明点がある方も多いと思います。
家族葬についてご不明な点がございましたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。
美園セレモニー(さいたま市緑区、さいたま市見沼区/川口市、足立区)|家族葬で親族が供花を贈る場合のマナーや注意点について